咲-Saki-阿知賀編第16話「憧憬」

四風連打

2012年11月13日 01:58

今回の阿知賀編は、咲-Saki-第104局とほぼ同時進行です。阿知賀が戦っている会場には、和とタコスが見ているわけで、読者としてはニヤニヤしたくなります。

それはそうと、衣と一くんが合宿所を訪ねるシーンは104局と全く同じシーンが描かれます。若干、角度や視点が変わるのですが、同じシーンを二度見せられて、怒るのが一般人、喜ぶのが咲フェチです。はい。
ひとつだけ相違点を確認しました。




↑阿知賀編16話 「はぐはぐ」
咲-Saki-第104局「もっぐもっぐ」↓





で、その後に衣がこんな発言をします。




これ、ちょっと気になるのですが、この後、阿知賀の控え室で松実玄のドラが戻ってくるまでの打ち込みの際に、赤土晴絵が穏乃を卓に呼び、
赤土「出番前に軽く打って、1速上げとくよ」
憧「それなら2速まで上げとこうか」
穏乃「意味わかんないけど!10速でお願いします!!」
赤土「わかんないのかよ」
憧「10速って・・・」

阿知賀と龍門渕が対戦したのは、全国大会前の練習試合でした。憧は衣に勝てなくて、茫然自失になりましたが、気を取り直して、更なる対戦を依頼します。この時点で衣に不審なところはないので、おそらくこの後の対戦で衣は「厄介だ」と認識した事になります。

ここから推察するに、高鴨穏乃は打ち込めば打ち込むほど強くなる(もしくは潜在能力が引き出される)という特殊な能力が備わっているようです。しかも自分で気付いていない。

全国大会は1日1試合、各選手は半荘2回しか打ちません。公式戦の場で穏乃が1日に複数試合こなしたのは、おそらく奈良県団体予選だけです(阿知賀か個人戦エントリーしてません→ここで伏線回収?)。たった1回の1日複数試合では他人が特殊能力に気付くのは難しいですが、普段から卓を囲んでいる阿知賀の面子、連続して複数回対戦した天江衣は、なんだか変な状態に気付いたと考えられます。
他の練習試合対戦校や全国大会始まってからの荒川憩らとの打ち込み、鶴賀学園との練習試合で、他のメンバーが気付いていない(特に加治木ゆみが気付かないのは?です)のはやや不自然ですが。

そーいえば本編には最近、居るはずの鶴賀が出てこないねぇ。

そんなわけで鷺森灼のボーリング繋がりらしきものはフナQが解説しましたが、果たしてそれが正しいのかどうか、未だ解りません。特にあの九萬和了はなんか意図がありそうなのですが、解んないっ面白いっ!

←あとこれ
咲の世界から麻雀入って来たひとには、なんだか亦野が凄いボンクラに見えると思いますが、フツーの麻雀は当たり前です。
ベタオリ(要するに自分の和了は諦めてひたすら逃げる)か、逃げつつも自分の和了の道を残すのか、相手の手の高さ、親が自分なのか相手なのか、残りの牌の数を総合的に考えて選択します。六萬のスジで九萬切りは現物ほどではないですが、「比較的安全」とみなされます。しかも河を見ると、六萬は既に4枚切れているので、この状況で「六九萬待ちは先ずありえない。なので九萬は大丈夫」、と考えるのも無理はないです。
だからこそ、振り込んだ後の最初の感想が「スジ引っ掛け」になるわけで、愛宕姉なら、トクトクと解説する場面です。

そんなわけで、鷺森灼の特殊能力は次号で明かされるやも知れず、期待しています。

あ、ちゃちゃのんと小走先輩については、もう存分に語っておられる方がいますので、あえてここで取り上げる必要はありますまい。

追記
「憧憬」の漢字が読めない人はここで覚えましょう。来週テストに出るよ(嘘)

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