2012年11月13日   咲-Saki-阿知賀編第16話「憧憬」

今回の阿知賀編は、咲-Saki-第104局とほぼ同時進行です。阿知賀が戦っている会場には、和とタコスが見ているわけで、読者としてはニヤニヤしたくなります。

それはそうと、衣と一くんが合宿所を訪ねるシーンは104局と全く同じシーンが描かれます。若干、角度や視点が変わるのですが、同じシーンを二度見せられて、怒るのが一般人、喜ぶのが咲フェチです。はい。
ひとつだけ相違点を確認しました。




↑阿知賀編16話 「はぐはぐ」
咲-Saki-第104局「もっぐもっぐ」↓





で、その後に衣がこんな発言をします。




これ、ちょっと気になるのですが、この後、阿知賀の控え室で松実玄のドラが戻ってくるまでの打ち込みの際に、赤土晴絵が穏乃を卓に呼び、
赤土「出番前に軽く打って、1速上げとくよ」
憧「それなら2速まで上げとこうか」
穏乃「意味わかんないけど!10速でお願いします!!」
赤土「わかんないのかよ」
憧「10速って・・・」

阿知賀と龍門渕が対戦したのは、全国大会前の練習試合でした。憧は衣に勝てなくて、茫然自失になりましたが、気を取り直して、更なる対戦を依頼します。この時点で衣に不審なところはないので、おそらくこの後の対戦で衣は「厄介だ」と認識した事になります。

ここから推察するに、高鴨穏乃は打ち込めば打ち込むほど強くなる(もしくは潜在能力が引き出される)という特殊な能力が備わっているようです。しかも自分で気付いていない。

全国大会は1日1試合、各選手は半荘2回しか打ちません。公式戦の場で穏乃が1日に複数試合こなしたのは、おそらく奈良県団体予選だけです(阿知賀か個人戦エントリーしてません→ここで伏線回収?)。たった1回の1日複数試合では他人が特殊能力に気付くのは難しいですが、普段から卓を囲んでいる阿知賀の面子、連続して複数回対戦した天江衣は、なんだか変な状態に気付いたと考えられます。
他の練習試合対戦校や全国大会始まってからの荒川憩らとの打ち込み、鶴賀学園との練習試合で、他のメンバーが気付いていない(特に加治木ゆみが気付かないのは?です)のはやや不自然ですが。

そーいえば本編には最近、居るはずの鶴賀が出てこないねぇ。

そんなわけで鷺森灼のボーリング繋がりらしきものはフナQが解説しましたが、果たしてそれが正しいのかどうか、未だ解りません。特にあの九萬和了はなんか意図がありそうなのですが、解んないっ面白いっ!

←あとこれ
咲の世界から麻雀入って来たひとには、なんだか亦野が凄いボンクラに見えると思いますが、フツーの麻雀は当たり前です。
ベタオリ(要するに自分の和了は諦めてひたすら逃げる)か、逃げつつも自分の和了の道を残すのか、相手の手の高さ、親が自分なのか相手なのか、残りの牌の数を総合的に考えて選択します。六萬のスジで九萬切りは現物ほどではないですが、「比較的安全」とみなされます。しかも河を見ると、六萬は既に4枚切れているので、この状況で「六九萬待ちは先ずありえない。なので九萬は大丈夫」、と考えるのも無理はないです。
だからこそ、振り込んだ後の最初の感想が「スジ引っ掛け」になるわけで、愛宕姉なら、トクトクと解説する場面です。

そんなわけで、鷺森灼の特殊能力は次号で明かされるやも知れず、期待しています。

あ、ちゃちゃのんと小走先輩については、もう存分に語っておられる方がいますので、あえてここで取り上げる必要はありますまい。

追記
「憧憬」の漢字が読めない人はここで覚えましょう。来週テストに出るよ(嘘)


2012年10月13日   咲-Saki-阿知賀編第15話〔関門〕

阿知賀編は準決勝中堅戦~副将戦へと進みます。

前話明らかとなった渋谷尭深の能力は、前半戦で発揮された気配がないこと、後半戦で役満を和了されてもトップにはならないことから、「たいしたことない」という説まで出ていましたが、その斜め上を行っていたのが千里山女子・江口セーラです。「渋谷のラス親はどないなんねやろ」という一言は、かなり鋭い分析力を持つ(偏差値70ある)新子憧ですら、想定外でした。なんとなく、決勝戦のフラグ…?
確かに、照に対して共同戦線をはった先鋒戦のように卓の3人が結託すれば、収穫祭の対象は7枚だし、その牌は「見えている」わけですから、和了への道はかなり遠くなります。

さて、以下ひとり言
・憧が「男苦手」っぽい描写は、巷の「援助○際キャラ」補正なのか?
・女子高生に「政府のせい」と責任転嫁された野田どぜう政権はカワイソス…
・どうもレジェンドは気にし過ぎキャラの様で、灼のネクタイまで気にしています
・白水哩は薄い本出そう
・大星淡はぜひ宮守女子の鹿倉胡桃と卓を囲んでほしい(「うるさいそこ!」)

新道寺の白水哩+鶴田姫子は、やや特殊能力ですが、これっていつ気付いたのでしょうかね。中学から解っていたようですが、例えば同卓だった場合は、最初の半荘で白水が和了した翻数の倍の翻数を次の半荘で鶴田が和了するとか。ただし、「しばる」という動作が必要なので、この能力、他人も本人も気付くのが困難だと思われるのですが。

さて新道寺コンビと白糸台亦野誠子の能力はあっさり明かされますが、今もって不明なのが鷺森灼の能力。ボーリングのスローのようなツモ(しかもかなり不可解な立直からのツモ)が描かれていました(アニメのエンディングもそれを敷衍していました)が、「悲願達成のため、鷺森灼、燃ゆる!!」という一文から、あるいは「火」とか「炎」属性なのでしょうか?

そうそう、フナQさんも開眼されました。「全部ゴッ倒す」ならぬ「データ関係なくトバすで…!」。 トバされたら終わるがな。怖いし。


2012年07月14日   咲-Saki-阿知賀編第12話〔逆襲〕

あれ、12話は「約束」じゃないのか? TV放送とタイトルが違う・・・と思ったら約束する寸前で、終わってました。

さて、いつもよりブログ書くのが遅いのは、やっぱりTVで見てしまったのもありますが、来週末から1ヶ月ほど海外出張があり、仕事が聴牌なのもあります。
8月下旬まで多分お休みしますので、ゴメンナサイ。

「咲取り阿知賀にゅーす」の2ページ目左上のアニメ画像のキャプション。「いつもリアクションがどこが弱気な宥。」になってます。「どこが」おかしい?

ウィークリー麻雀TODAYの西田記者がどうも解らない。
原村和を「最重要取材対象」と言ったのは長野予選ですが、それはおそらく長野の中で、という事だろう。
しかし、白糸台高校の準々決勝進出記者会見会場には居ませんでした。
でも、ABブロック側の準決勝の試合は取材しに来ていました。

よく考えたら、TVアニメを見ているから解っているわけで、連載の方だけ見ていたら、和(とタコス)はここで突然出てくるんですよね。連載には千代田線出てきませんし。

そんなこんなで消化不良の12話でした。果たして13話は「約束」なのか?



2012年06月14日   咲-Saki-阿知賀編第11話〔決意〕

いまさらですが、阿知賀編第11話です。

それにしても千里山回想多いな。アニメ放映対応でしょうか。

巻頭の監督と脚本のスペシャル対談にもあるとおり、阿知賀編のTV放送は12話となっていて、+3話の無料配信が加わる事になりました。

TV放送では、第6局(第6話)「奪回」と第8局(第7話)「修行」の間に、第7局「信念」が入ったので、連載の話数とTVの局数が第8局以降ひとつずれています。そうなるとこの11話がTV最終回となる計算なのですが、準決勝戦先鋒戦すら終わりません。というか、アニメ放送最新話の第9局から始まった準決勝先鋒戦が未だ終わっていないです。

咲本編のように、連載1回16ページならまだしも、阿知賀編は少なくてもその倍の分量がありますから、この進み具合の遅さは異常です。

さて回想だけでなく、実際の闘牌も千里山女子、園城寺怜を中心に廻ります。ただ、新道寺すばら先輩も園城寺も気付いていますが、ドラが玄に集まってしまうために、打点を上げていくという宮永照の能力にかなり負荷がかかる事になります。
しかし、何とか勝負に出ている新道寺と千里山に対し、玄は自分でも気付いていますが、焼き鳥状態です。そんななか、最後の力を振りしぼって園城寺が見た3巡先は・・・

スジで読むなら、「松実玄覚醒」になるかと思われますが、スジひっかけだと、「玄ドラ放銃」でしょうか。
チャンピオンのリーチに対して、ドラ4枚抱えて聴牌になったところで、槓して嶺上開花で和了とかだったら、えらい事になりそうです。ツモ・タンヤオ・リンシャン・ドラ9とかリーチなしで出されたら、卓ひっくり返したくなります(→ダイナミックチョンボ^^;)



2012年05月25日   咲-Saki-阿知賀編〔番外編〕

咲阿知賀編のビッグガンガン2012vol.06掲載の番外編です。
今週末は、テレ東の放送もないので、このビッグガンガン番外編とバンダイTVの1話~7話一挙放送で食いつながないといけません。

さて、番外編だけに連載に影響しない設定となりますが、どこになったかと思えば、阿知賀こども麻雀クラブが赤土晴絵の実業団で解散して約1年後の3月となっています。中学1年の和が阿知賀女子学院に在籍した最後の時期です。

幸いにも、こども麻雀クラブのメンバーまで、学年が設定されていますので、上下関係がわかります。
3月時点での学年順に並べてみます。
【中2】松実玄
【中1】高鴨穏乃・新子憧(阿太峯中)・原村和(長野県高遠原中転校予定)
【小6】なし
【小5】なし
【小4】志崎綾
【小3】ギバード桜子
【小2】山谷ひな

小学校3人組が誰かの自宅で三麻をしていたところから、こども麻雀クラブがあった教室へ行き、そこで玄と和が合流して、穏乃を呼びに行くも捕まらず、阿太峯中へ行くも、憧は同級生(初瀬ほか)と麻雀中でそのまま帰ってきてしまいます。
要するに、穏乃と憧は玄が今も教室の掃除を続けていることは知らないまま、となっており、連載の設定と矛盾することはありません。
連載の設定からこの日は木曜日であることが導き出されます→教室の木曜の掃除当番は松実玄。

咲-Saki-本編で三麻の話題が出た、かと思えば、こっちでも三麻です。平日の昼間っから小学生が三麻だと…?

ただこの春の出会いで、松実玄は「いつかまたみんなで集まれる」という思いを強くし、それが1年半後の夏、穏乃が教室に駆け込んだ時の出会いへとつながります。つーか、1年半もよく続いたよな、掃除当番。

ところで、アニメでも注目度高いギバードですが、この番外編で着用しているTシャツが楽しいことになっています。
最初は「義」

次は「ぎ」


んで「ギ」


最後は「白」




2012年05月13日   咲-Saki-阿知賀編第10話〔疲弊〕

いきなり、スク水の股k(ry・・・が出てくる「少年誌」って、先月に引き続き、ですね。

さて、怜がひっくり返った後から話が始まります。竜華に止められているにもかかわらず、禁断の二巡先読みを試み、宮永照の連荘を止めますが、体力的に限界が近付きます。

話はそれますが、「清水谷竜華」という姓名は両方とも大阪の地名です。姓の「清水谷」は天王寺区にあり、府立清水谷高校は大阪の公立高校でも歴史のある優秀な高校です(少なくとも筆者が高校生だった25年ほど前は)。一方、名の「竜華」は八尾市にあった地名で、元々は中河内郡竜華町という自治体でした。ただ、八尾市に吸収されてからは「竜華」の地名はなくなったのですが、昭和60年までは、国鉄に竜華機関区・竜華操車場などがあり、地名を伝えていました。その跡地を再開発したのが、今のJR関西本線久宝寺駅周辺です。久宝寺駅は以前は竜華機関区・操車場の位置にあって、真ん中に広大な機関区・操車場があったため、上下線のホームが大きく離れていました。再開発でホームが上下線一緒になった後も、運転上は竜華信号場として残されていたのですが、阪和線へ分岐する貨物線が廃止された平成7年に信号場が廃止され、竜華の名は消えました。読みは「りゅうか」ではなく「りゅうげ」です。

閑話休題。
怜に続いて今度は花田煌・すばら先輩の回想。なんとすばら先輩、先鋒なので最強かと思いきや、ただ単に箱テンにならないという特殊能力だけで抜擢されたことが判明します。しかもその事実を聞いてしまったうえでの、前向き麻雀。実にすばらです。

さて準決勝先鋒戦、前半戦は宮永照が起家でしたが、後半戦はすばら先輩が起家になっています。つまり前半戦は小鍛治健夜プロに「宮永照には起家はもったいない」と言わしめ、後半戦はラス親が宮永照で、連荘を止めない限り先鋒戦が終わらないという小憎い演出になっています。

体力の限界に達した園城寺怜は一巡先も見えなくなり、宮永照に振り込んでしまいます。この異変に真っ先に気付くのは千里山女子の面々。南4局二本場を迎えたところで、今回は終了。


え、ええっ、また、また松実玄は不発ですか?
とは言っても前半戦終了後のチャンピオンの制限に気付く、というフラグの回収がありませんから、きっと最後の最後でクロちゃんが爆発してくれると信じてます。でも、もしアカンかったらデコに油性やで!






2012年05月10日   松実玄の変化の可能性

咲-Saki-阿知賀編episode of side-Aは、TVアニメが2回戦、連載が準決勝を進んでいますが、ここまで見た限りでは松実姉妹の妹、松実玄の特殊能力はほぼ対戦相手に読まれてしまっています。

・松実玄の特殊能力まとめ
【確定】全てのドラ(赤含む)は玄に集まる
【確定】カンドラも玄に集まってしまう
【推定】裏ドラはたぶんのらない(リーチがかけられない?)

推定は今までリーチをかけるシーンがないのですが、例えばドラ4+赤4が既に手牌にある状態でもリーチしないのか、という点は疑問が残ります。アニメで三尋木プロが「リーチかけられないんじゃないの? 知らんけど」とイラッとくる口調で言っていましたが、過去の牌譜を見たと思える、「憧が阿知賀で一番上手い」という発言もしているにも関わらず、玄については「リーチを1回もしていない」という断定はしなかったところを見ると、何回かリーチをしたことがあるのでは、と思います。アガれたかどうかは別として。
というか、玄がリーチなんぞしたら、ドラ8確定だったりする可能性もあり、他家は間違いなくオリるので、ツモ以外はアガれなさそうです。

この能力は、阿知賀こども麻雀クラブの下級生にまで、知れ渡っているわけですから、全国大会2回戦に出てくる対戦校は分析済みと考えるのが当然です。

そんな中で、松実妹の特殊能力の知られざる部分が未だ残っています。

過去の回想の中で、玄が「ドラを一度捨てると、2~3局はドラが来なくなる」と告白するシーンがあります。

松実宥の対戦中の発言で「私の能力を知っている(阿知賀の)皆と対戦していたとき…」というのがありますが、全国大会へ向けての強化の中で、松実玄が「ドラなしで戦う」というのはなかったのでしょうか?

「ある」「なし」に関わらず、彼女がドラを切ったときと、その後の数局は他家にドラが行くという状況は、「何かが起きている」と想像させることが出来るわけです。特に対局者のレベルが高ければ、「トンでもない何か」に捉える可能性が高く、弱所が強みになり得ます。

まぁその場合は、ドラなしの玄の素の実力になっちゃいますけど。園城寺怜のように「一巡先予測能力以外は三流」だとそれはそれで大変そうですが。
あ、でも、大魔王宮永照は、玄にドラが集まろうが、己の能力は発揮しますから、通じません。
今週発売の連載で、描き終わるであろう準決勝先鋒戦の最後の戦いに注目です。



2012年04月12日   咲-Saki-阿知賀編第9話〔連荘〕

ゲットだじぇ!

少年コミック誌なのに、表紙から咲ちゃんは穿いてないし、のどちゃんはおっぱいでイカサマしてるし(笑)

いきなりカラーで原村和が出てきてびっくりしましたが、夢でしたか。

宮永照の連荘は留まるところを知らず、玄さん相変わらず見せ場なし。このまま先鋒戦が終わるとは思いませんが、先鋒戦で照を止めるのは千里山か阿知賀か。

怜は二順先を読もうとするとひっくり返るのか・・・?

なんか前話からほとんど進んでないですネェ。まさかアニメに合わせて調整とか・・・まさかね(前はそれやって後半のアニメがグダグダになったし)。


2012年03月13日   咲-Saki-阿知賀編第8話〔最強〕

阿知賀編はいよいよ準決勝。最強の高校生、宮永照のお披露目です。

その照の能力とは、相手の牌を見透かす能力かと思われましたが、それを活かしての連続和了、しかもどんどん手が高くなっていくという脅威(驚異)の能力にありました。

ただ、他家がまったく和了ではないと言うわけではないようです。もし他家が和了できないのであれば、先鋒戦で10万点トバされて終わっているはずです。

気になるのは宮永照の手牌です。

↑2回目の和了 西のみ1300点

↑3回目の和了 ツモ・チャンタ・ドラ1?で2000・1000

この2回は、西の暗刻があります。西の暗刻といえば、妹の宮永咲。清澄の麻雀部入部前の対戦で、2回、西の暗刻から槓して嶺上開花和了をしています。
西が手牌にくるのが宮永家の特色なのでしょうか?

新道寺の花田煌さんは実に前向きな気持ちをお持ちのようで、実にすばらです。

宮永照相手にまったく和了できないわけではないので、とっとと被害の少ないうちに先鋒戦を終わらせよう、というのはチームとしての戦略としてありだと思います。ただ、当然ながら先鋒に最強を持ってくるのがセオリーなので、苦しい戦い方であることは間違いありません。
しかも2回戦で宮永照にメッタ打ちにされた(と思われる)上での前向きな姿勢には感心します。

ただやはり衝撃は大きかったようで、前半戦終了時点で31000点削られて、バタリと卓へ伏せってしまいます。ちなみに卓に伏せるのは、咲-Saki-では負けフラグです(池田ァ!)。



2012年02月15日   咲-Saki-阿知賀編第7話〔修行〕

ヤングガンガン掲載の咲-Saki-本編も、咲日和も直前の号は休載だったため、阿知賀編をすっかり忘れておりました。ようやく昨日購入して、すぐ読了。

前回、「お持ち」なステルスモモ+ワハハと阿知賀の面々が出会った場面から続きます。というか、阿知賀の面々は門仲あたりに泊まっていたのか…ちなみに昨日、少年ガンガンを買ったのは東陽町でした。

門仲のばーちゃん家にあるクーラー付8畳がやけに広い気もしないでもないですが、なんで自動卓があるのよ。鶴賀は個人戦も出てないから、持ち込んだとも思えないし。おまけにちょっと呼んでくる、で代々木のオリンピックセンターに泊まっているキャプテン福路+にゃーを連れてくるのだけれども、門仲と代々木は「ちょっと」じゃないぞ、都心を走るのが初めてのドライバーには特に。

などと現実に当てはめるといろいろ矛盾がありますが、まぁそこはフィクションの世界ということで…。

しかし阿知賀女子は県大会前の猛練習にしろ、全国大会前の巡業にしろ、直前になってバタバタ動くのが好きだなぁ。ギリギリまで夏休みの宿題に手を付けない性格だったのでよく解りますが、出来ると思って計算が狂うことがあったりするんだけど、普通は。

で、いよいよ準決勝。阿知賀女子・松実玄の対戦相手は、白糸台・宮永照に、2回戦で対戦して歯が立たなかった千里山女子・園城寺怜、そして福岡新道寺・すばら先輩キタ----、初めて明かされた氏名は、花田煌。
下馬評は、白糸台と千里山女子なんでしょうけど、咲-Saki-本編の展開も考えると、ここは白糸台と阿知賀女子が勝ち上がるのはほぼ確定的。ここまでほとんど牌譜が出てこなかったので、次回以降は準決勝の戦い方がメインにならざるを得ないので、牌譜が出てくるものと思われます。

というか、気になるのは咲-Saki-本編の進み具合で、最終的に「咲-Saki-」と「阿知賀編」の決勝戦同時進行は仕方がないにしても、アニメ第一期のようにそこにTV放映を無理やり合わせるようなことだけは避けてほしいところです。




2012年01月13日   咲-Saki-阿知賀編第6話〔奪回〕

月イチの月刊少年ガンガン連載、咲-Saki-阿知賀編第6話です。センターカラーでほぼ100ページ、本家を超える勢いです。どっちが「もうひとつの本格美少女麻雀物語」か解らなくなります。この状況は南4局で一人だけマイナスの四家ぐらいまずい状況です。ただ、親番ではありますが。

さて、準々決勝次峰戦から決勝進出まで100ページで一気に突っ走りますが、江口セーラのキャラ設定は、色々薄い本が出そうな予感。

そんな事はどうでもいいのですが、準決勝進出が決まった後のミーティングで、赤土晴絵が超マイナス思考モードで発言----



すばらです。じつにすばらなフラグを立てて下さってます。

福岡・新道寺、阿知賀の面々はもちろんご存知ないのですが、のどっち原村和が長野に転校したあと、高遠原中学の麻雀部に入部するシーン----



「増刊ヤングガンガンビッグVol.2 (2011.7.24)」掲載


当時中学2年のタコスとのどっちですが、この「すばらさん」は中学3年、つまり清澄や阿知賀が全国で戦っているときは高校2年です。作上で名前が出てこないので「すばらさん」としか呼びようがないのですが、この「すばらさん」、新道寺高校だったりするのでしょうか。
もし違っていたら、そこはすばらくない!!


///チラ裏///
「すばら」の否定形が「すばらくない」、解りづらい・・・



2011年10月13日   咲-Saki-阿知賀編第3話〔接触〕

第2話ラストで無事、阿知賀女子学院に揃った5人。いよいよ麻雀部活動開始から第3話が始まります。
目指すは全国!その前に立ちはだかる県強豪晩成高校、というある意味、予想通りの展開。

その晩成との絡みもあったりしますが、実際の県予選は僅か5ページ、「ドラに愛された子」松実玄が、ツモ・ドラ7の親倍8000オール上がるだけで、描写終了!

では、話にならないので、松実玄の和了はこの形↓

  ツモ  ドラ


ドラ表示はないですが、和了形からすれば、しかありません。
わざわざ晩成5人のメンバー紹介はなんだったのか・・・

さてさて、少しページを戻して、奈良県大会の組み合わせを見てみましょう。

「咲-Saki-」本編に登場する、長野県予選や全国大会の高校に使われる地名は相当にマニアックな地名が多いので、この部分、期待していました。

ですが、ですが、・・・・・・期待はずれでした。

字レベルの難解(読み方ではなく場所が)地名は、荒蒔(天理市)、櫟砂古(十津川村)にシビれたくらいです。元々、奈良県の地名は普通の奈良県人よりも詳しかったので、期待が大きすぎたのかも知れません。「阿知賀女子」の名前を全国トーナメントで見たときも、「下市町に女子高はありえん」と思ったぐらいなので。

さて、清澄高校が全国を前に合宿を張ったように、阿知賀女子は県予選2位校との練習試合の旅にでます。最初に訪ねたのが長野県。そう、龍門渕高校ですが、なぜか練習試合は透華様の自宅でやっているのか? 国広一が露出度高くないし、メイド服でもないので、学校かもしれないが。
ちなみに「龍門渕」は長野県安曇野市、旧明科町の犀川の河岸にある公園が由来らしい。

で、あっという間に練習試合も終わってしまいますが、ここで登場する7校の所在地を推理してみましょう。

龍門渕・・・前述の通り長野県。
泉水女子・・・あちこちにあるが、近いところとして京都か。京都市下京区泉水町。
三箇牧・・・これは本文でも触れられている通り、北大阪の2位校。大阪府高槻市三箇牧。
籠池・・・名古屋か神戸か。愛知には名古屋市緑区に籠池があり、常滑に籠池という地名がある。神戸には籠池通がある。
駿府女・・・これは安直に静岡県できまり。
片瀬乃木・・・神奈川県。藤沢市、というか片瀬江ノ島の片瀬(旧片瀬町)で、乃木は陸軍大将乃木希典が由来。「片瀬乃木」と言う名前の小学校・幼稚園がかつて存在した。
真門女子・・・「真門」という地名は千葉県鴨川市の東真門・西真門しかない。逆から読めば門真で大阪府ですが。

ところで、2校で練習試合をするときは、どうやって対戦して勝敗を決めるのだろうか。天江衣と高鴨穏乃が対戦した場面では、上家と下家は描かれてないが、牌は描かれている。

で、あっという間に全国大会になってしまうわけですが、組み合わせ抽選の日に阿知賀4人+赤土晴絵が廊下ですれ違ったのは、迷子になっている宮永咲。なるほど、本編とここで繋がっているわけね。
清澄と阿知賀が交わった瞬間ですが、高鴨穏乃・新子憧+原村和の交わりはもう少し先のようです。

しかし、掲載量が違うとはいえ、このペースで行くと次号で本編に追いついてしまうような。ただ、ここまで麻雀の場面がほとんどなかったですが、これからは全国を勝ち上がる描写になるのでしょう。

作画の五十嵐あぐりさんが麻雀知識豊富とは失礼ながら思えませんし、そうなると牌譜は原作の小林立氏にかかるわけですが、咲-Saki-本編と阿知賀編の掛け持ちなんて成立するのかどうか・・・。
それが一番の不安です。

ところで単行本8巻収録の、本編第66局「休息」に全国大会トーナメント表がどーんと載っていて、脇に和と部長のカットが描かれていますが、抽選会でテンパっている部長は良いとして、和の顔がちょっと意味深です。ひょっとして「阿知賀女子」に気付いた?
そうすれば全国大会2回戦の、あの心ここに在らず的な打ち方もなんとなく、阿知賀が気になっているということになりますが。